AIGの感想
【AIG考察】
お話を聞かせて頂き感じたことは、各セクションのリーダー的役割の皆さんがポジティブな思考で熱意に満ち溢れていらっしゃるということです。
富嶽CCは、地形的に富士宮を流れる富士川の支流、稲瀬川の谷間の山頂付近にあります。
その谷間には、富士山の麓を隠すような山々はありません。そのため、富士山の両側の稜線までが美しく見えるのです。視界一杯に広がる富士山の光景は、大地を覆いつくす壮大さを秘めています。
富嶽CCから見える富士山は、関東側や甲府側から見る景色とは違い、なだらかで美しい姿なのです。
この場所からの景色を見ると、富士山を富嶽と名乗る意味が、いや、富嶽と名乗るべきだと納得させられます。
約40数年前に創業者の野津克己氏がこの地を訪れ、ここからの富士山の眺望を見て「ここしかない!」と惚れ込み、ここにゴルフ場を造る事を決意されました。
全ては、この場所にゴルフ場を造成しようと決めたこと。よくぞこの地に出会えたと、その時の創業者の感動した想いがタイムスリップし、皆の心にも飛来してきます。
現在でもこの景色を見る従業員及びメンバーに、創業者の想いが色褪せずこだまし、否が応なく日本一を感じさせ、日本人としての誇りを持たせているのでしょう。
現場で働いていらっしゃるスタッフが、この景色を毎日見ていれば 富嶽ブランドの意識が自然と芽生えてくるのではないでしょうか。それが仕事に対するモチベーションに上手く転換され、このコースで働ける事に誇りと感謝を持って取り組んで行く姿勢が、当たり前のようになっているようです。
コースに関しては、25万本にのぼる植栽、どのホールからも富士山が見えるようなレイアウトで開発造成し、その木々は富士山の眺望を遮ることのないような絶妙な高さを維持して配置されています。
林間コースにありがちな、木々の高さがありすぎて景色が見えないという事が無く、眺望優先で木々を徹底管理しています。
クラブハウスの向きも全て計算されており、ゴルフ場のどこからでも富士山を常に正面に捉えて見ることが出来ます。富嶽CCに来場し、1日に何度もこの光景を見ていると、日本人のDNAが反応、高揚し、日本人としての居る事のありがたみ、感謝の気持ちが素直に湧いてきます。
富士山を見慣れた静岡県民が憧れる景色のある富嶽CC。是非皆様にも一度プレー頂きたいゴルフ場の一つです。

【後記】
今回の取材で、「浸透されたビジョン」こそが、進化や変化のために、本当に大切なのだと強く認識しました。
皆様に共通していたのが、現状維持に甘んじていらっしゃらない事です。今よりも常に前進しよう、良くしていこうという意識の強い方々のチームワークを感じました。地元では他のゴルフ場と比較しても、頭一つ抜きんでた富嶽CC。そして更に改善を続け、メンバーにとって魅力あるコース作りに取り組んでいらっしゃいました。
(世の中は常に変化しており、何もしないことは進歩の機会を失い、結果的に後退することになる)
変わることがなければ成長することもない。
成長することがなければ真に生きていない ビル・ゲイツ
そして静岡でゴルフを愛する者ならこうつぶやかざるを得ないでしょう。

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入会要綱
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コースご関係者インタビュー③
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コースご関係者インタビュー②
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コースご関係者インタビュー①