関東ゴルフ会員権協同組合員
〜私たちがこの作品を選んだ理由〜
私は、島根生まれで、実家がお寺です。
幼いころから、鳳凰の絵を見ていました。しかし今までは無意識でした。
今回、多くのパラリンアート作品の中で、この絵が真っ先に目に留まりました。
「何故自分は、この絵に惹かれたのだろうか?」
自分のこれまでを顧みたところ、生活の中に「鳳凰」が存在していたことを思い出しました。
実家の絵、他のお寺、そして日常的に使うお金の中にも。多くの鳳凰を目にしていたのです。
鳳凰とは、中国では古来より、麒麟、霊亀、応龍と共に四神・四霊として崇められた想像上の
瑞鳥(ずいちょう)で、
おめでたいことが起こる前兆に現れるとされてきました。
その言い伝えは、古墳時代に日本へと伝来。縁起物として神様が移動するための神輿や、
格式高い神社仏閣の屋根などに飾られるようになりました。
この作品は、そんな高貴な生き物である鳳凰を色鮮やかに表現されており、そこに最も心を奪われました。
そして、今にも羽ばたきそうな翼の躍動感は、見ているだけで力が湧いてきます。
セレクター/松本 光平