大特集 ゴルフ場フォーカス
東急セブンハンドレッドクラブ

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法人会員制ゴルフ場であることから、接待メインのサービスが重視される東急セブンハンドレッドクラブ。様々なサービスの中でも特に重要なものの1つがお食事やドリンクであり、メンバーの方はもちろんのこと、同伴者のお客さまも楽しみにしています。大切なお客さまをお迎えする接待だからこそ求められる、様々なサービスに対するこだわりについて、開業時より活躍されている日暮調理・レストラン支配人と接客を担当する奥田主任にお話を伺いました。

一般的なゴルフ場の2倍の数の調理スタッフで対応

一般的なゴルフ場のレストランの場合、調理スタッフ数は5人前後であることが多いと思われますが、私たちは10名体制で運営しています。これだけの規模を抱えているのは、やはりお客さまに対してご満足いただける料理を提供したいという思いからにほかなりません。その代表例としては、できる限り「素材」と「手作り」にこだわる調理法にあります。地元・千葉の房総半島の市場から直送で新鮮な魚介類を取り寄せたり、地元の農家の方からも取れたての野菜などを仕入れたりしています。

ご年配のお客さまが多いことから、和食を中心に洋食メニューも取り揃えております。人気メニューとして「梶木鮪の照り焼」「鰻重」といった定番のものから、地元で獲れたアジをフライにしたものなども。またカツカレーに使用するカツは、ミルフィーユ状に薄いお肉を何枚も重ねて揚げることで、食べやすく、肉のうまみを感じられるよう工夫しております。

大手メーカーすべてを網羅するアルコール類

一般のレストランと違う点はアルコールやドリンクの種類です。例えばビールの場合、国内だと大手ビールメーカー4社の内、1～2社の銘柄をご用意するケースが一般的には多いと思いますが、東急セブンハンドレッドクラブでは全メーカー分、瓶と生それぞれご用意しています。またビール以外に関してもワインやウイスキー、ノンアルコールビール等も全メーカー主要銘柄を取り揃えています。そこまでこだわるのは、お客さまによって取引先企業との関係性などを考慮する必要があるから。

特に法人のお客さまを接待するため、メンバーの方・ゲストの方共にビジネス上、適切なメーカーのブランドを提供することがとても重要です。もちろんこれだけの品ぞろえを常に用意するためには、バックヤードに大量の在庫を抱えておく必要があるなど、コストや運用面でそれなりの負担がかかります。しかしそれでも私たちは、サービス第一という意識でこれまでずっと取り組んできて、今後も変えることはありません。

ワインや焼酎、日本酒へのこだわり

ここ数年、特にワイン人気が高まってきたこともあり、ワインの品ぞろえを強化しています。特に東急セブンハンドレッドクラブの個室の入り口にはワインセラーを設置してアピール。その中におさめられているのはほぼすべてが高級ワインで、五大シャトー産です。また同じく人気が高まっている国産ワインに関しても、「安曇野池田」のシャルドネをはじめ注目ブランドをご用意。

そして焼酎に関しては、「伊佐美」「川越」「百年の孤独」など、普段なかなか手に入りにくい銘柄を揃えたり、日本酒も「黒龍酒造」の銘柄を数多く取り揃えたりするなど、こだわりがあります。またこうした高級銘柄の希少品に関しては「鮮度」も重要。一度、栓を開けたものに関しては3日以内ですべて使い切ることを守っております。すべてはお客さまに最も良い状態で堪能していただくためです。

当日オーダーにもできる限り対応

個室をご利用いただくお客さまに対しては、コース料理を提供しています。事前に苦手な食材や好きなメニューなどに関してフロントスタッフを通じて伺っていますので、そうした内容も加味した上で和洋折衷による3種類のコース料理をご用意します。当日に関しても、朝に到着後、「こんなメニューを食べたい」といったオーダーを頂くケースもあります。その際もできる限りご希望に沿うために、仕入れた食材で対応できるオリジナルメニューを調理します。

こうした柔軟な対応ができるのも、冒頭でご説明したように一般的なゴルフ場レストランと比べて、多くの調理スタッフが勤務しているから。また直接、レストランの全スタッフがお客さまと丁寧にコミュニケーションを交わしていく中で、仮にご対応できない時には丁寧にその旨をご説明することで、信頼関係が崩れないように配慮しています。

取材後記

どのゴルフ場も人員の削減で、サービスが低下したというメンバーの声を伺うこともあります。そんな中、通常の倍の人員を動員してレストランサービスを提供している東急セブンハンドレッドクラブ。これは「顧客第一主義」だからでしょう。自社の都合を第一に考えていればこのような取り組みはできません。「どの部分も手を抜かない」その姿勢がひしひしと伝わってまいりました。

また、お酒のバリエーションも多く、大事な接待時にも常に対応できる準備が整えられており、ここにも東急セブンハンドレッドクラブの強さが表れていました。個室前に設置されたセラーを見てお酒をチョイスするのも、ワクワクさせられる演出の一つです。秘書の方達が、特に気にされるポイントは「予約」「個室」「食事」です。東急セブンハンドレッドクラブは、まさに法人のニーズをすべて兼ね備えている数少ないゴルフ場であることを認識しました。