Caddy│強みは、経験豊富なキャディならではのきめ細かな対応

法人会員制ゴルフ場として日々、有名ゲストなど法人接待を中心に多くの方をお迎えする場所で、最もメンバーの方やゲストの方と接する時間が長いキャディ。特に年配層が多く、社会的地位の高い方に対しては、ハイレベルな接客対応スキルが求められることから、東急セブンハンドレッドクラブで活躍しているキャディの多くは、経験豊富なキャディで構成されています。今回、益子キャディマスターとキャディさん5名にお集まりいただき、キャディとして普段の取り組みについて伺いました。



プライバシーに踏み込みすぎない教育を

キャディは現在、35名の体制ですがトーナメント開催時などは臨時で応援に入ってもらって対応しています。東急セブンハンドレッドクラブのキャディは、入社後3カ月間研修を実施。ロールプレイングによる実践的な研修も取り入れることで、高度な接客スキルをいち早く高めることを心掛けています。その上で「お客さまのプライバシーに踏み込まない」「お客さまから聞いた話を他人に漏らさない」ということを徹底して教育しています。実際にキャディとして現場でデビューした後も、チーム制でサポートできる体制を組むことで、トラブル等があればすぐ対応できるようにしています。

積極的な声かけにより、信頼を築く

キャディの仕事は、様々なお客さまに対して長時間、気を遣う仕事であることから、負担も大きいと言われています。キャディマスターとして普段から、キャディに対して積極的に声をかけてその日の様子や調子を気に掛けることで、キャディ本人はもちろん、キャディが接するお客さまや関係者の方も気持ちよくプレーいただけるよう心掛けております。普段からの声かけによって、入って間もないキャディであっても徐々に打ち解けることができて、気軽に何でも話せるようになることから、今後もプレー終わりの際など「今日はどうだった?」など、私の方から声をかけてサポートしていきたいと思っています。今後の目標としては、「東急セブンハンドレッドクラブのキャディ」として、全体の接客スキルやプレー中のアドバイス・サポート力を高めていけるように、教育支援や福利厚生の充実、また安心して働ける環境づくりに対してさらに注力していきます。

5名のキャディが語る、入社理由とやりがい

仁平:元々ゴルフをしていたことと、体を動かす仕事がしたかったこと、加えて託児所がある職場ということに魅力を感じて入社しました。18年のキャリアになりますが、お客さまからは「他のゴルフ場と比べてサービスのクオリティが高い」と褒められることも多く、それが仕事のやりがいにつながっていますね。

石川:入社前から他のゴルフ場でキャディをしていました。もともと母がゴルフ場に勤務していており、楽しく接客している姿を見てきたことと、体を動かす仕事に興味を持ったこと。そして「富士通レディース」が開催されるゴルフ場ということも入社を決めた理由です。東急セブンハンドレッドクラブで働く魅力は、頑張った分、しっかり評価してくれること。それがあるから前向きに取り組めると思います。

5名のキャディが語る、入社理由とやりがい

園:託児所のあるゴルフ場という点と、一般的な仕事と比べて待遇が良かった点に惹かれて入社しました。東急セブンハンドレッドクラブの魅力は、福利厚生面で充実している点。託児所があるゴルフ場はあまりないので、特に子供が小さいときには助かりました。

飯高:高校卒業後、東急セブンハンドレッドクラブ開場時に入社して以来、これまでずっと勤務しています。オープンニングスタッフであったことから、自身で考え積極的に動くことで、クラブに貢献できると思ったことが入社理由。キャディの仕事で嬉しかったのは、担当したお客さまから「前回担当してもらったキャディが良かったから、また来たよ」と声をかけられたとき。「次も頑張ろう!」と思えますね。

五木田:ちょうど子育てが一段落して、近所に東急セブンハンドレッドクラブがあって周りからも勧められたことがきっかけで入社しました。この仕事で嬉しいのは「今日も良かったよ」とお客さまからかけてもらえる一言。また「他のゴルフ場よりバンカーがキレイに整備されていて、プレーして気持ちいい」と評価されることですね。

5名のキャディが目指す理想とは?

仁平:基本的なことではありますが、ボールロストしないことと、一人ひとりに適切なアドバイスができるようになることです。そのため自分でも他のゴルフ場含めてプレーすることで、お客さまの目線でゴルフに対する理解を深めるなど、努力しています。

石川:グリーンの芝や状況を読む精度を高めたいですね。一人ひとり求められているモノが違うので、その方にマッチしたアドバイスができるようにさらに経験を重ねたいと思います。

園:とにかくゴルフを楽しんで帰ってもらえるように、接客を中心としたサービスをさらに磨きたいと思います。

飯高:東急セブンハンドレッドクラブのメンバーの方やゲストの方は著名な方や社会的な地位の高い方ばかりなので、顔と名前をしっかり覚えて、お迎えした際にはしっかり名前を呼んで挨拶できるように心がけたいですね。

五木田:私は他の方と比べて話があまり得意ではないのですが、東急セブンハンドレッドクラブにいらっしゃる皆様に楽しんでいただけるように、皆様に合わせた話ができるよう心掛けていきたいと思います。

取材後記

東急セブンハンドレッドクラブは、メンバーが大手上場法人クラスの役員がほとんどであるため、キャディさんにもハイレベルな要求が多いと予想されます。益子キャディマスターは、積極的にキャディさんに声掛けし、キャディさんのストレスを解消できる環境づくりを心掛けていらっしゃるとのこと。キャディさん達も安心してお勤めできるのではないかと感じました。また今回は5名のキャディさん達と座談会という形でインタビューをさせていただきました。福利厚生部分で満足されていらっしゃるキャディさんが多く、長く働いていただくための重要なポイントと言えるでしょう。