Service│お客さまが求めることを常に考え、一歩先を行くサービスを

法人会員制ゴルフ場として、全国トップクラスのサービスを提供している東急セブンハンドレッドクラブ。日ごろからハイレベルなサービスをキープするために、特に「クラブの顔」となるフロントスタッフは、ご来場いただくすべてのメンバーの方やゲストの方、そしてドライバーの方に至る細かい部分まで気を配り、「一歩先を行くサービス」を追求しているそうです。今回、西本営業支配人と鈴木主任から、サービスに対する考え方や取り組みについて伺いました。



メンバーの一人ひとりの情報をしっかり管理

当クラブでは顧客管理システムを導入することによって、メンバーの方一人ひとりの情報をしっかり管理しています。加えて、こうしたシステムだけに頼るのではなく、これまで30年以上にわたって培ってきたノウハウも重視しています。例えば予約受付の場合、法人のメンバーの方を迎えるため自然と秘書の方とやり取りする機会が多くなります。その際、当日朝何時にどのようにご案内するかをはじめ、食事のメニュー内容やプレー後の対応など、事細かに確認しながら、スケジュールを設定します。中にはこのやり取りだけで10回以上、秘書の方と頻繁に連絡を取ることもあります。

そして予約前日には、システムデータの確認だけでなく、より細かな共有情報に関しては手書きのメモを元に、当日お迎えする一人ひとりのお客さまに対する注意点をフロントの全スタッフがチェック。このようにデジタルとアナログ、それぞれの良さを生かして当日、万全の体制でお迎えできるようにしています。

時代のニーズに合わせて宴会場「はなれ」を新設

ここ数年、1組でのご利用が増えています。その結果、今までは個室が早々に埋まってしまい、ご予約をお断りせざるを得ないことや、個室のご案内ができないことからプレー後のお食事を別の場所に移ってされることが多々ありました。お食事も含めて、メンバーの方やゲストの方が当クラブでゆっくりくつろげる場を提供する必要があると考え、新たに宴会場「はなれ」を新設しました。

おかげさまで現在、個室の予約は好調で、土日に関してはほぼ埋まっており、個室でコース料理を堪能していただくことで好評を得ています。またドライバーの方に対してもゆっくりくつろいでいただけるように、控室や専用の食堂をご用意しています。このように施設面においても時代のニーズに合わせて、着実に進化を続けています。

スループレーをいち早く導入

コロナ禍の影響などもあり、今「スループレー」を導入するゴルフ場が増えています。しかし当クラブではかなり前からいち早くスループレーを導入しており、今では多くの方にご利用いただいています。スループレーをご利用できるのは原則、メンバーの方のみになります。また、8:00のトップスタートから8分間隔でお客さまをご案内することで、前後の組を気にすることなく、ゆったりプレーを楽しめるように配慮しています。

予約を受ける際には、メンバーの方同士の関係性などを考慮してスタート時間の調整を行っております。例えば同じ会社の方が同じ日にプレーされる場合、すぐ後ろの組にご面識のある方がいらっしゃると、どうしてもプレーに集中できないことがあります。そこで「バッティング」が生じないように、事前に調整するようにするなどの配慮を心掛けています。

全神経を集中し、一歩先を行くサービスを

私たちフロントスタッフが特に心掛けているのは、「一歩先を行くサービス」。先程ご紹介したように、予約段階から綿密にスケジュールを組んだり、ご希望に応じた食事メニューをご用意したりすることで、万全の体制でお迎えできるように準備しています。またリピーターの方も多いので、場合によってはこちらから「個室はご利用されますか?」などご案内することもあります。そして当日の朝、お迎えする際には車のナンバーを素早くチェックすることで、メンバーの方やゲストの方がお帰りになられる際、素早くドライバーの方に対して車番でお呼びすることができます。このようにお待たせすることなく、スムーズにお見送りできるのも、一歩先を行くサービスの一つ。

他にもキャディマスター室と事前に情報を共有することで、事前に宅配便でお送りいただいているキャディバッグからシューズをピックアップし、当日チェックイン時にお渡しできるよう準備をしたり、またフロントでは、通りかかるメンバーの方の表情や様子などを細かくチェックします。何かあればすぐ全スタッフに伝達して、素早く対応できるようにする、まさに「司令塔」としての役割も担っています。「また来たい」「また予約したい」そう思っていただけるように、今後も東急セブンハンドレッドクラブならではのサービスを追求していきたいと考えています。

取材後記

スループレーは、コロナ禍で注目が集まり、取り入れたゴルフ場も少なくありません。しかし、東急セブンハンドレッドクラブは、コロナ前からこれを当たり前に導入していました。法人のニーズを先読みしている、まさに一歩先を行くサービスです。そして、カートの乗り入れがOK(別料金発生)も、今のニーズをとらえているサービスです。良いものは可能な限り取り入れる。「メンバーに喜んで頂けるためなら」というブレない姿勢がここにも表現されていると思います。

特に感動したのは、メンバーの方だけでなく、企業の担当者とまで密に連絡を取り、最高の接待になるようお手伝いする姿勢です。リピーターの方からの予約が、通常と異なったものであれば、ゴルフ場の方から確認の電話を行っているとのこと。秘書の方もここまでフォローしてくれるゴルフ場ならば、安心して利用できるでしょう。メンバーの方はもちろんですが、法人の担当者(秘書等)まで、気を使われているゴルフ場は他になかなか存在しないのではないでしょうか。東急セブンハンドレッドクラブが、法人に人気である理由が垣間見れました。