Vision│カメリアヒルズカントリークラブ
最高級のおもてなしと感動を!
開場31年目を迎えるカメリアヒルズカントリークラブは、法人会員257名・個人会員41名(2021年12月末現在)を有するゴルフ場として、ハード・ソフト両面でハイレベルなサービスを追求しています。またJLPGAツアー「アース・モンダミンカップ」の開催地としても有名。この30年間、時代のニーズの変化に合わせて、様々な面において進化を続けています。キーワードは「ホテル」と「総合力」。その知られざる変化にクローズアップすべく、総支配人の福田さんにお話しをうかがいました。
充実した施設とサービスの提供
私たちが目指しているのは、施設とサービス両面においてハイレベルなサービスを提供することにあります。特に開場した30年前当時、名門と呼ばれるゴルフ場においても、実はクラブ内の施設や食事のレベルはそれほど高くない、というところが一般的でした。そこで当時として画期的だったのが、女性用ロッカーを個室仕様にし、また、お風呂とロッカーを兼ね備えた特別室を複数設置いたしました。
そしてコースに関しても当初、接待用としてアマチュアの方でも簡単にベストスコアが出るように設計することで、メインとなる法人接待時のニーズに応えてきました。
ハイレベルなコース設計、アース・モンダミンカップ開催
ゴルフクラブのメインサービスは、あくまでコースでのプレー。当初は法人接待用に簡単なコース設計でしたが、お客様のレベルが上がるにつれて、たとえ接待目的であっても「もっと面白くプレーできるコースにしてほしい」というニーズが高まってきました。 さらに2012年「アース・モンダミンカップ」の開催が大きな転機になりました。プロゴルファーがプレーするため、また観客も含めて、よりハイレベルなプレーを楽しめるコースを目指しました。それにより、特にグリーンを中心とした改修工事に取組み続け、ここ数年は毎年、改修工事を行ってきています。それと共にJLPGAツアーの運営を支えるノウハウが蓄積されてきたことによって、サービス面においても年々レベルが向上しています。
高級ホテルと同質のサービスをご提供
私たちの強みは先ほど触れたように、藤田観光グループをバックに持つことです。特に「ホテル椿山荘東京」という、国内屈指のラグジュアリーホテルがあることによって、高級ホテルレベルのサービスを取り入れることができます。例えば、料理に関しても「ホテル椿山荘東京」出身の料理長を迎えることによって、高級ホテルのレストランの味とサービスを提供しております。
従業員は入社後必ず藤田観光グループが実施する研修に参加し、高級ホテルのサービスやノウハウを習得できるようにしています。それに加えて各配属先でも研修を実施。例えばキャディに対してはお客様役と先生役をつけた、かなり実践的なOJT研修を4~5カ月間かけてじっくりと行います。
また藤田観光グループ各施設の支配人が定期的に他の施設を視察したり、情報共有の場を設けることによって、「今、ゴルフ場でこんなサービスをしたら喜ばれるよ」といったアドバイスを受けることができます。例えばこれまで、プレーを終えてクラブハウスに戻ってきたお客様に対して、エアガンで汚れたシューズを綺麗にしていました。しかし、他の施設の支配人からのアドバイスを受け、靴専用のクリーニングスプレーを導入、結果として、お客様から、より簡単に、綺麗にすることができると満足度を高めることができました。
総合満足度ナンバー・ワンを目指して
今後も私たちは総合力に磨きをかけることによって、お客様の期待に応えていきたいと考えています。あらためて現在の私たちの魅力を分析すると、「豪華なクラブハウス」「適度な難易度を持つコース」「ホテル椿山荘東京譲りの質の高い食事とサービス」「30年の実績を持つ法人接待向けサービス」に加えて、近年、女性や若い方の利用者様にも快適に楽しいひと時を過ごしていただくためのサービス強化に注力していることにあります。
今後も高級ホテルと同質のサービスを追い求めていきます。そして現在も行っているコース改修に関しても、より戦略度の高い設計にすることで、アマチュアの方からプロまで、幅広い層に楽しんでもらえるゴルフ場を実現し、現在298名の会員数をさらに増やすべく、「総合満足度No.1ゴルフクラブ」を目指します。
取材後記
「総合満足度No.1ゴルフクラブ」。まさにカメリアヒルズCCを表現している一言でしょう。豪華な施設、毎年改修されるコース、そしてホテル同様のサービスを追求するという、妥協のない取り組みを、今回の取材を通して知ることが出来ました。名門コースと比較し、「自分たちの強みとは何か」を、考えて、考えて、考え抜いた結果が、「総合満足度」というフレーズなのでしょう。その考え抜いたアイデアの一つが、開場当時より女性用ロッカーを個室使用にしたということかもしれません。今では当たり前といわれるかもしれませんが、当時のその先見の明には、驚嘆の一言です。また現状に満足せず、来場されるゴルファーが喜んで頂けることは何かを追求されていらっしゃる想いが福田総支配人のインタビューを通じて強く感じられました。カメリアヒルズCCでプレーされるゴルファーは、笑顔で来場され、そして「また来るよ」と笑顔でお帰りになる。そのような華やかなイメージが鮮明に頭に浮かんでくるインタビューでした。