Caddy│上質なサービス実現のためのキャディ教育体制

現在、レイクウッドゴルフクラブと平塚富士見カントリークラブ、合わせて約120名のキャディが在籍。接待用コースとして上質なサービスを提供するために、キャディを育成・サポートする仕組みについてお話を伺いました。


毎年、地元の高校生を採用しキャディに育成

上質なサービスを提供するためには、安定的な人材の確保が重要と考えています。キャディの採用に関して、当クラブでは、中途採用に加え、毎年地元の高校生を採用しています。高校生にもキャディという仕事の特徴や魅力、やりがいなどを分かりやすく伝えるためのリーフレットを作成して配布したり、地元の高校を定期的に訪問することにより、信頼関係を築いてきました。その結果、現在ではハウスキャディ120名の規模にまで拡充されており、中には勤続数十年のベテランキャディも多く在籍しています。彼女らの活躍によって、多くの会員・ゲストに楽しくゴルフをプレー出来る環境が維持されているのは、当クラブならではの魅力です。

所属プロやキャディマスターによる丁寧な指導と育成


レイクウッドゴルフクラブの大きな特徴は、週末をいわゆる法人会員「接待ゴルフ」です。そのため、法人会員は勿論、同伴ゲストに対して特に気を遣う必要があります。お客さまに対しては、グリーンの芝目の読み方や風向き、傾斜等に関する情報を事細かにアドバイスするケースも出てきます。
そこで当クラブでは、通常の座学研修に加えて、所属プロやキャディマスターと一緒にコースを回って、細かな部分を指導する研修を実施することで、実践的な教育を行っています。

自分がゴルフをやらないとキャディはできない


私達キャディは研修の一環として、業務終了後に目砂を兼ねてコースを回ります。
ゴルファーとしてコースをラウンドする事によって、お客さまが私達キャディに何を求めているかを学ぶことが出来ます。また、ゴルフをする事によって、お客さまの悔しい気持ちや嬉しい気持ちが理解できるようになります。それがお客さま視点に立つ基本中の基本であり、とても大切なことと考えています。

ベストスコアがでた感動を一緒に共有できる喜び


キャディにとって最も嬉しいのは、お客さまが「ベストスコア」を出された時です。その感動を一緒に共有出来るのは大きな喜びです。また、お客さまから「キャディさんにアドバイスをもらえなかったら、もっと叩いてたよ」「今日は一日、本当に楽しめた。ありがとう」といった感謝の言葉をかけてもらえることが、何よりも嬉しいです。充実した1日を過ごして頂く事が私たちキャディの使命であり、やりがいだと思います。

取材後記

白崎キャディマスターのお話を通じて思ったのは、キャディ教育の重要性です。質の高いキャディがいるからこそ、安心してプレーすることができる、そしてそれこそがレイクウッドゴルフクラブが多くの会員様から愛される大きな理由であると感じました。またベテランキャディさん2人も、キャディという仕事に心から誇りをもっていること、そして楽しんでいることがひしひしと伝わりました。そして、セルフプレーが主流になりつつあるゴルフ場業界にとって、完全キャディ制の存在は大きなものです。長く愛されるゴルフクラブを目指すキャディの活躍ぶりに、是非注目してください。